雑談散歩

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蒸し暑い夏はニッカズボンで軽快に

青森の夏は、東京や大阪、名古屋に比べるとかなり涼しい。
しかし、涼しい青森の夏でも、暑いときは暑い。

青森の夏に、クーラーやエアコンなんか必要ない、と思っていたが、エアコン保有家庭が年々増えているらしい。
飲食店でも、クーラーやエアコンを置いていないところは珍しいくらいになっている。
青森では、クーラーよりも、冬場に暖房機能が働くエアコンの方が人気が高い。

室内は、それで凌げるとして、陽の当たる屋外ではそうはいかない。
暑さに弱い人は悲鳴をあげている。
私は、屋外の作業用に、ちょくちょくニッカズボンを着用している。
ニッカズボンをはくようになって、これが蒸し暑い夏に威力を発揮してくれることを実感した。
意外と涼しいはき心地なのだ。
着るものによって暑さの加減が増減する、ということはある。
形状が作務衣のモンペに似ているせいか、ニッカズボンは作務衣の清涼感を備えている。

作務衣のモンペが 涼しいのは、
(1)素材が、通気性の良い綿100%や麻で出来ているから
(2)ゆったりした仕立てで、肌にまとい付かない。
(3)動きやすいので、体力の消耗から生じる夏の疲れを減少させる。
などに因ると考えている。

もともと作務衣とは禅宗の僧侶の作業着だったようだ。
掃除や薪割り、畑仕事など日常の作業(作務)を行うときに着用する「衣」のこと。
作務衣の動きやすさが、家庭用の部屋着として採用されたらしい。
動きやすさを備えた労働着が、くつろぎやすさを追究した部屋着に変わっていったことになる。

安価な作業服のニッカズボンはポリエステル製が多い。
でも、クールビズを謳った賞品には綿100%のものもある。
作務衣の軽快感と清涼感が得られる作業ズボンとして、一部で人気があるようだ。

私は現場仕事の作業着としてだけではなく、室内でのデスクワークのときもニッカズボンを愛用している。
動きやすくて肌離れが良いので、作務衣同様、夏場の衣料として快適である。

難点を言えば、
(1)色数(カラーバリエーション)が少ないというか、貧弱。
(2)膨らみが大きすぎて、カジュアルっぽいデザインのものが少ない。
(3)ウエストのサイズは多種類だが、股下のサイズが限定されている。

まあ、一部でしか愛用されていない作業着だから、仕方ないか。
蒸し暑い夏はニッカズボンで軽快に過ごしたい。
もっと多種多様なニッカズボンが出てきたら楽しいのだが。

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