雑談散歩

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ナメコは森からの贈物

サモダシ(ナラタケ)少々。
今日はナメコの収穫が、割と多めにあった。
採取地は八甲田山の山麓。
収穫したのは、下の写真のような、傘の開いた天然ナメコ。
こんなナメコは、スーパーのキノココーナーではお目にかかれない。
山でしか見ることのできないボリューム感たっぷりの野生のナメコ。
そんなナメコの一塊を見つけたら、森からの贈物に大感謝。
キノコ採りは、森の恵みへの大感謝祭。

秋の中頃。
(1)ナメコの発生時期に、ナメコが出ていそうな山の沢筋を探し歩く。
(2)以前、ナメコを収穫した倒木を見て回る。
(3)キノコの発生しそうな雰囲気を感じ取る。
ただ山をうろつき回るのではなく、上記(1)(2)の方法で、ナメコを探し歩いた方が、ナメコに出会える確率が高い。
カラカラに乾いた場所にキノコは発生しない。
陽の当たることが少ない、しっとりと湿り気のある静かな地形。
上記(3)の雰囲気とは、そんな地形に漂っている。

でも、確実にナメコに出会えるというわけではない。
ナメコにはナメコの事情がある。
多めのナメコ。

倒木にビッシリのナメコ。
その、ナメコの事情とは。
(1)その年特有の発生状況(豊作か不作か)。
(2)発生のタイミング(出ている日)。
たとえナメコが大量に発生している年(ナメコ豊作)でも、ちょうどナメコが出ている日(タイミング)に、その場所に行かなければ、ナメコには出会えない。

「わたしは、ちょうど日曜日に食べごろになって、あなたが来るのを待っているわ。」てなふうに、人間の都合通りにはいかないのだ。
「わたしは、かわいいだけの女じゃないわ。」
ナメコにはナメコの都合がある。

ナメコは気まぐれ。
ナメコはわがまま。
ナメコは人嫌い。
深山の奥で、ひっそりと咲いて、人知れず朽ち果てる。
はかなくて、美しい生き物なのだ。

そんなナメコの事情に精通している者だけが、ナメコ採りの名人になれる。
森から大量のナメコの贈り物を、受け取ることができる。

私は、ナメコの事情には、まったく精通していない。
「ナメコ心」のことは、チンプンカンプン。
だから、私のナメコ収穫は偶然の産物。
幸運なめぐり合わせ。

森からの贈物を、謹んで拝受奉っている次第。
こんな喜びを与えてくれる森に、ひたすら大感謝。

秋の陽光に輝いているナメコ。

苔むしたブナの倒木に、ナラタケ(左)とナメコ(右)が同居。

オニナラタケ(ケサモダシ)も少々収穫。
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