雑談散歩

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青い海公園緑地のモミジの紅葉

青い海公園
今日の青い海公園は曇り空。
風は無く、温かい海辺だった。

公園の緑地を散歩していると、あざやかなモミジの紅葉。
芝生上の赤い落葉の絨毯が、とてもきれい。

左の写真は、どんよりと曇った陸奥湾の上空。
青い海公園(新中央埠頭の根元)から北防波堤を眺めている。
海の波は穏やか。
カモメがゆったりと海面を漂っていた。

芝生の上のモミジの落葉。
散った紅葉も、見応えのあるすばらしい景色。
冬枯れのなかの赤い色彩が、気分を落ち着かせてくれる。
癒し効果抜群。

紅葉は、ゆっくりと冬に向かう季節の情緒を楽しませてくれる。
行楽地へ紅葉狩りに出かけるのも良いが、ひっそりと季節を移行させる街なかの紅葉も趣たっぷり。

「山暮れて紅葉の朱(あけ)を奪いけり(与謝蕪村)」

山の紅葉は日没とともに色を失う。
紅葉の色が消えると、紅葉に対する感傷も奪われる。
紅葉の朱を奪われて、闇の中で、リアルな感覚が研ぎ澄まされる。
嗅覚とか聴覚とか触覚とか。
そういうリアルな感覚のなかで眠りにつくのだ。

街なかでは、常夜灯が闇を照らして、落葉を浮き立たせ、落葉が残骸であることを示している。
それもまたリアルな感覚。
都会では、落ち葉はゴミであり屑である。

闇に奪われた山の紅葉は、来春への再生の証である。
だが、街なかの紅葉は、捨てられるべきゴミのような感傷へと変色する。

都会が暮れると、紅葉の癒し効果が奪われることもあるかもしれない。

とりあえず、青い海公園の、この刹那の紅葉がすばらしい。

赤く敷かれた様子が、良い雰囲気。

芝生の緑とモミジの赤のコントラストがきれい。

曇天でも赤が映えている紅葉。
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