2015/11/04

桜(ソメイヨシノ)の紅葉は、見る人を退屈させない

ソメイヨシノの紅葉は、美しく、しかも変化に富んでいて退屈しない。

まだ緑の葉が瑞々しいうちに、ちらほらと枝の各所で部分的に紅葉が始まる。
その、緑の葉と赤や橙に染まった葉のコントラストが美しい。
徐々に、木全体に紅葉が進む。
紅葉した葉は、順次カラフルな落葉になる。
地面をおおう落葉の彩。
枝に残っている葉を見上げると、頭上も彩。
桜の紅葉は、桜紅葉(さくらもみじ)と呼ばれている。
が、紅葉(もみじ)ほどの人気は無い。
紅葉(もみじ)は秋の風景にとけこんで、景色の彩を盛り上げている。
  1. 滝と紅葉(もみじ)。
  2. 渓谷や渓流と紅葉(もみじ)。
  3. 断崖の紅葉(もみじ)。
  4. 紅葉の進んだ森の中の紅葉(もみじ)。
  5. 庭園の紅葉(もみじ)。
紅葉(もみじ)は、風景を際立たせる構成要素として愛されているのだ。

ソメイヨシノの紅葉。
桜はどうだろうか。
桜の花は、見事風景を盛り上げている。
上記(1)~(5)は桜の花においても当てはまる。

しかし、桜の紅葉は、紅葉(もみじ)とは雰囲気を異にする。
桜の紅葉は、風景ではなく、葉の一枚一枚が美しいのだ。

枝先についた桜の紅葉の一枚一枚は、他の一枚一枚とは違う顔をしている。
落葉も同じこと。
その色の深み。
個として、ユニークな美しさを持っているのが桜の紅葉なのだ。

桜の紅葉は、風景として見ると分量に乏しく、樹形も紅葉(もみじ)ほど美しくは無い。
枝が無骨に中空に突き出ていて、情緒に欠けるようだ。
だが、一枚一枚の葉の顔を覗き込むと、退屈しない。

ひとつとして同じ色合いの葉が無い。
全てが、ばらばらに自己主張している感じ。
そこが面白い。

どれが一番ユニークで美しいかなどと探してみても、無駄なこと。
一番は無い。
それぞれが、それなりに美しい存在なのだ。

色の変化(グラデーション)がきれい。

カラフルに敷き詰められた落葉。

枝に付きながら色合いが変化するソメイヨシノの紅葉。

黄色、橙色、赤。

芝草の緑とのコントラスト。

湿り気のある芝生の上で、落葉しても輝く。

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