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夏の野原の野草のなかでヨシの生長がダントツ

背を伸ばした野原のヨシ
【生長が著しいヨシ】

 
5月23日に眺めてから、2ヶ月が過ぎた野原の草たちの勢力分布は、ヨシが断然トップの地位を占めている。

あの頃、枝や葉を大きく広げて、その存在を誇示していたオオイタドリは、背丈で勝るヨシの軍勢に取り囲まれて、姿が埋もれそうである。

わずかに黄色い花を咲かせているオオハンゴンソウは、ヨシの傍らに横倒しになって、陽の光の恩恵を受けられずにいる。

この地方特有の冷涼な東風である「ヤマセ」が止んでから、青森市内は暑い日が続いている。
梅雨に入ってからは、高温な雨の日も多くなった。
こうした天候の変化も、ヨシの勢いを後押ししているのかもしれない。

Wikipediaによると、ヨシは「暑い夏ほどよく生長する」とのこと。
また、「条件がよければ1年に約5m伸びる」ともある。

自分の観察範囲では、上背が5mのヨシなんて見た事がない。

だが、滋賀県の琵琶湖では「5m近くなるものまである」と、現地の環境保全財団の解説にある。
(公益財団法人 淡海環境保全財団ホームページ>ヨシ群落保全>ヨシについて>ヨシとは)

琵琶湖沿岸は、ヨシの生長にとって、良い「条件」がそろっているのだろう。

隣の野原も、元は水田だったため、低地で、ヨシが好む湿潤さが保たれている。
日当たりも良く、「陽性植物」のヨシにとっては、適した土地である。

そのせいか、3m近くまで伸びているヨシも見られる。

8月に入ってなお、ヨシの背はさらに伸びるのか。
それとも、ここでひとまず勢いを止めるのか。

ほかの草たちが押し返す気配は、今のところ見えない。
ヨシの足元を這いまわっているカナムグラが、秘かにチャンスを伺っているのみである。

今後、草たちの闘いは、どう展開していくのか。
楽しみな葦原である。

ヨシによって滅ぼされつつあるオオハンゴンソウ
【ヨシの根元に倒れ伏したオオハンゴンソウ】

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