2012/04/11

雪だるま状雪崩について

まるでロールケーキ。
右の写真は、私が「雪だるま状雪崩」と呼んでいる「雪崩?」のアップ写真。

できたての一個一個は、雪でこしらえた天然のロールケーキのような形状になっている。

一般には「スノーロール」と呼ばれているらしい。

水分の多い重い雪が、山の斜面の樹木の枝などに附着。

それが日中に、雪の塊ごと木の枝から雪の急斜面に落下。

落下した勢いも手伝って、その雪の塊が、斜面の傾斜線に沿って転がりながら雪だるま式に大きくなって出来たものが写真のロールケーキ。

大きさは、直径が50センチぐらい。

見かけたなかでは、これぐらいの大きさのものが多かった。

木から落下した雪の塊のうち、丸っこい形のものが斜面を転がってこういう状態に「生育」するのだろう。

こんな現象を「正式」に「雪崩」と言えるのかどうか知らないが、転がってくる「雪だるま」がスキーヤーに激突したら、雪崩同様に危険である。

この雪だるま状の塊が山の斜面一面に転がっていれば、その様子はデブリのように見える。

デブリ?

上の写真が先日、大毛無山へ延びている南尾根の斜面で見た「雪だるま状雪崩」の跡。

表層雪崩や全層雪崩の発生状況は、「面発生的」とか「点発生的」のような言い方で表現されている。

この「雪だるま状雪崩」は、間欠的な「線発生的」に起るのではと思っている。

もしも山に突風が吹けば、木々に積もった雪の塊が一斉に落下して、面発生的な「雪だるま状雪崩」が発生するかもしれない。

急斜面の距離が長ければ、この雪だるまの群れの勢いが強くなり、木々をなぎ倒す雪崩に成長することも考えられる。

斜面の形状と木々の間隔の度合いによって、この雪だるまが雪崩を誘発することもあり得るだろう。

春先に降雪のあった雪の山は、樹林帯と言えども、雪崩に警戒する必要がある。

斜面の形状や木々の間隔の度合いを観察することで、雪崩を避けることが可能であるかもしれない。

スキーに快適な斜面は「雪崩」にとっても快適であるということを、常に念頭に置くべきだ。


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