2014/02/01

あおもり雪灯り(ゆきあかり)まつり

イベント看板
青森駅前広場の様子。


青森駅周辺で、「あおもり雪灯り(ゆきあかり)まつり」というイベントをやっていたので、ちょっと覗いてみた。

青森駅前広場には、青森市民手製の「雪灯り」が雪の上に散らばっている。
昔、漁業で使われていた「ガラスの浮き玉 」の中へろうそくを灯してみたり。

バケツぐらいの大きさの、円筒形に作られた雪灯篭のなかにろうそくを灯してみたり。
ろうそくの灯と雪の組み合せで、幻想的な雰囲気を演出しようとしているようだが。
手作りの生活感は感じられたが、幻想性は見当たらなかった。

生活臭のなかに、ほのかな幻想性を感じる所は、この青森駅近くの「第三振興街」と呼ばれる飲食店街。
老朽木造家屋が密集する飲屋街は、空き店舗が目立つ。
辺りに夕闇がせまると、廃墟のような外観の飲食店街に、点々と灯がともる。

戦後闇市の活況が消えたまま、現在までその形骸を残している入り組んだ路地に、点々と飲み屋の灯がともり始める。
ぼんやりと眺めていると、そこに、かつての幻影を見る思いがした。
そういう、近付き難い時間のズレを感じてしまうのだ。
それも、幻想。

それはさておき、雪灯り会場に目を移すと。
こういう風景をどこかで見た事がある、と気づく。
そうだ、「小樽雪あかりの路」の写真で見た風景にちょっと似ている 。


ガラスの浮き玉の灯り
ガラスの浮き玉にロウソクをともしている。


かまくら
ご存知、かまくら。


雪の滑り台
雪灯りに縁取られた、雪の滑り台。


「小樽雪あかりの路」にちょっと似ているが、これだけは青森独自のものなのだろうと思うものがあった 。
それは、下の写真。
こちらは、ワラッセ西の広場にあった。
リンゴ箱を積み上げて作った、「リンゴ箱ドーム」というか、「リンゴ箱小屋」というか。

そのなかの「カラフル張り子提灯」も、郷愁もの。
提灯とは張り子なのだが、あえて張り子提灯と言いたくなるほどのプリミティブ 加減。
これが雪原の中にあれば、かなり幻想的なのでは、と思った。
「リンゴ箱小屋」は 廃墟で、その中の「カラフル張り子提灯」は廃墟の内部を照らす原始的な灯り。
日常的に身近な素材で、こんな非日常的な幻想空間を作ったのはどなたの仕業か。

それは、青森の雪の夜の仕業さ。
青森の雪の夜があってこその、元闇市「第三振興街」。
青森の雪の夜があってこその、あおもり雪灯りまつり。


リンゴ箱
リンゴ箱が積み上げられていた。


張り子提灯の色鮮やかさ
リンゴ箱でつくられた小ドームとカラフルな提灯。


紙人形の灯り
ねぶたを模した張り子人形の灯り。

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