2015/09/06

埋立地に生育している絶滅危惧種「オオアカバナ」のその後

オオアカバナ
先月の15日に見つけた絶滅危惧種のオオアカバナが咲いている場所を、犬の散歩がてら見に行った。
すると、なんとボリュームアップしているではないか。
この前よりも枝を多く出して、株が広がっている。
オオアカバナは湿潤な地を選ぶ。
河川敷がもっとも多い生息地となっている。

それなのに、石ころだらけの生育条件の悪そうな土地で絶滅危惧種のオオアカバナは健在だった。
この埠頭は埋め立てて造られた。
その土のなかに、オオアカバナの種子が混じっていたのだろう。
湿潤な土地の土が埋立地に運ばれ、その上に砕石がバラまかれ。
それでも、地面近くにあった種子が発芽して、一株のオオアカバナが花を咲かせた。
オオアカバナ
健在だったオオアカバナ。次々と花を咲かせている。
草の丈は、60センチほど。
高さ1.5mぐらいまで伸びると言われているが、ここは海からの強い風が吹く場所だから、そんなに大きくはなれないかもしれない。

濃いピンク色というか、薄紫色というか、割と見栄えのする花を多数咲かせているのに、よく摘まれないで残っていたものだ。
オオアカバナ
風が強かったため写真がぶれがち。
この様子から、高くは伸びないが平面的に広がりそうな勢いを感じた。
下の写真のような細長い棒状の果実(長角果)から種子が散布されれば、あたり一帯にオオアカバナの株が増えて、ここは群生地になるのではあるまいか。

現在、新潟県、福島県、青森県でしか見ることが出来ないと言われているオオアカバナ。
「山野の花実~北信州と周辺~」というサイトの、今年の8月20日の記事「南信州~オオアカバナ」のページには、草丈1メートル以上のオオアカバナの群生地が発見されたとある。

長野県では、唯一の自生地が洪水によって流され、消滅したとのことであるが、別の場所で再発見されたようである。

絶滅危惧種であると同時に、繁殖力の強い植物でもあるのか?
とすれば、条件さえ整えば、どんどん繁茂する草のようにも思えるのだが。

こんなに力強く生きているとは思わなかった。
今後も見守っていきたい草である。
まずは、風のない日をねらって、もっとましな写真を撮らなくては。
オオアカバナ
「長角果」と呼ばれている細長い形の果実。
オオアカバナ
薄紫色の花弁と4裂しているめしべの柱頭。

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