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2015/12/05

内視鏡による大腸ポリープ切除手術後の大腸穿孔に注意

横行結腸の平坦型ポリープと、直腸の隆起型ポリープの、大腸内視鏡による切除手術を受けてから、今日で5日目。
腹部の痛みも無く、便に血が混じっている様子も見られない。
とりあえず、術後は順調である。

大腸内視鏡検査とほとんど同じような方法で、大腸がんやがんの恐れのあるポリープなどを切除する今回の手術は、「大腸ポリペクトミー」と呼ばれている。
大腸ポリペクトミーは、腹部を切開して行う必要がないので、患者に負担の少ない手術として注目を集めている。

便利な大腸ポリペクトミーだが、注意しなければならない点は、合併症が発生することも稀にあるということ。
私が担当医師から言われた主な合併症は、以下の通り。
  1. 切除後の腸壁患部からの出血(傷が治りにくい体質の方は、特に注意が必要)。
  2. 大腸穿孔(せんこう)
上記合併症の予防のために、「大腸ポリープを切除した後の生活の注意点」がある。
(1)の出血は、手術後2~3日に発生することが多いという。
これについては、もう術後5日目でもあるし下血もみられないので、ほぼ問題ないと言える。

問題は(2)の大腸穿孔。
これは、大腸ポリペクトミー後2週間目とか20日目に発生した症例もあるとかで厳重注意である。

大腸ポリペクトミーによる大腸穿孔とは、大腸ポリープを切除したことによって、その部分の腸壁が薄くなり、なんらかの衝撃で術部の腸壁に穴が開くこと。
大腸穿孔が発症すると、大腸内の水分やガス、内容物などが穴から漏れだして腹腔内に侵入する場合もある。

大腸穿孔は、腹膜炎から敗血症、多臓器不全に進展する重大な救急疾患の一つ。
緊急開腹手術が必要な場合も多いとか。
特に併発しやすい腹膜炎などの処置が遅れると、ショック症状により死亡する場合もあるとのこと。

大腸ポリペクトミーは日帰りも可能な手術ではあるが、予後の養生を怠ると大変な事態を招きかねない性質のものなのである。
定められた期間、「大腸ポリープを切除した後の生活の注意点」を守り、大腸穿孔などの合併症の予防に努めなければならない。

尚、高齢になると、便秘から大腸穿孔が発症することもあるらしい。
また、高齢の方で動脈硬化が進行すると、腸がもろくなり、破れ易くなることがあるので、それが大腸穿孔の原因となるケースもあるという。

私も高齢になりつつあるので、大腸ポリープ切除手術後の便秘に気を付け、一定期間養生し、大腸穿孔を発症させないように注意しなければならない。

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