2016/06/01

特定健診とスキルス胃がん

特定健診のチラシ
本日、かかりつけの医院で特定健診を受けた。
特定健診とは、「特定健康診査」の略称。
その健康診断の特色から「メタボ健診」とも呼ばれている。
特定健診の特色は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目していること。
メタボの該当者と予備群を減少させることが、特定健診の主な目的であるという。

 厚生労働省では、国民の生活習慣病(糖尿病、高脂血症、高尿酸血症)の発症や重症化を予防することが、特定健診の目標であるとしている。
40歳~74歳までの公的医療保険加入者全員が健診対象で、青森市指定医療機関で無料で受けることが出来る。

私がかかりつけの医院で受けた特定健診の内容は以下の通り。
  1. 腹囲測定:内臓脂肪の蓄積状態を確認。
  2. 身体測定:肥満度(BMI)の確認。
  3. 採血:糖尿病、脂質異常症、動脈硬化のリスク、腎肝機能、貧血の有無を確認。
  4. 血圧測定:血圧の異常の有無を確認。
  5. 検尿:糖尿病のリスク、腎機能を確認。
  6. 問診:健康状態や既往歴、喫煙歴、服薬歴の確認。
  7. 心電図:心臓の異常の有無を確認。
私は上記の項目に有料で胸部画像診断、超音波検査、胃・十二指腸内視鏡検査を追加した。
追加費用は、初診料を含めて6,410円。

ところで、去年青森市から送られてきた「特定健診のお知らせ」という平成27年度版のリーフレットを何気なく見ていたとき、あることに気がついた。
そのリーフレットには、下の写真のように、特定健診と一緒に受ける各種健診のなかの、「胸部エックス線検査」が無料であると明記されている。
これは、おかしい。
私は去年も今年も、医院からの請求で胸部画像診断の医療費を払っているのである。

胸部X線検査が無料と明記されたチラシ。

そこで、リーフレットにある青森市の「国保医療年金課国保給付チーム」というところに問い合わせてみた。
すると、「青森市では、無料の胸部エックス線検査は集団健診のみとなっております」という説明だった。

だが、上の写真のリーフレット(平成27年度版)には、「特定健診で行われる検査」という項目の下に「各種健診も、ご一緒に」というタイトルがあって、胸部エックス線検査の自己負担金(国保加入者)が「なし」と記載されている。
「集団検診に限ります」という記載はどこにも見当たらない。
平成28年度のリーフレットは失ってしまったので、今年度の記述もこんなに不正確な内容かどうかは確認していない。

それはともかく、私の特定健診での追加有料検査は、いずれも異常なしということだった。
胃の内視鏡検査では、年齢相応の軽い慢性胃炎の状態が見られたものの、胃がんのような悪性のものは発見されなかった。

今日の夕方6時からは、「スキルス胃がん」で亡くなった知人の通夜に参列。
去年の2月に「スキルス胃がん」と診断されてから1年ちょっとの余命だった。
享年72歳。
「スキルス胃がん」は胃がんのなかでも悪性度の高い病気で、胃がんの10%を占めるとされている。

「スキルス胃がん」は、胃の壁にがん細胞が広がっていくのではなくて、胃の粘膜の下にがん細胞が広がっていく病気。
したがって、胃の内視鏡検査でも発見が難しい病気であるという。

特定健診で異常がなくて、胃カメラで異常がみられなくても、悪性のやっかいな病気が隠れている場合があるから油断はできない。

特定健診の結果が良好であるという安心。
胃の内視鏡検査の結果が良好であるという安心。
もしかしたら健康には、その安心が大敵なのかもしれない。
「スキルス胃がん」で亡くなった知人の通夜に参列して、つくづくそう思った次第である。

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