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八甲田国際スキー場からダイレクトコースの「大広間」までスキーハイキング

今日のトラック。

8時前に酸ヶ湯公共駐車場に到着したが、あいにくのお天気だった。
濃いガスと強風。
風で揺れるクルマの中で、1時間ほど待った。

だが、好転しそうになかったので、田代平の方へ回ってみた。
北八甲田の酸ヶ湯側や睡蓮沼あたりの天候が荒れているときでも、田代平が晴れていることがある。

案の定、田代平の方が酸ヶ湯よりちょっと穏やかだった。
風は強いが、酸ヶ湯ほどではない。
ガスは、雛岳の山頂付近にだけかかっている。
でも、雛岳山麓に積雪が無い。

せっかく山へやって来たのだから、どこかで滑りたい。
お昼前から天気は上がるという予報なのだから。

そこで、田代平を離れ、八甲田国際スキー場へクルマを走らせた。
八甲田国際スキー場は、積雪不足のため営業終了。
八甲田ロープウェーのダイレクトコースも、積雪不足で4月23日から閉鎖。
「ゴールデンウィークもゲレンデスキーができる八甲田」という謳い文句は、もう通用しなくなりそうである。
かつての八甲田の残雪の季節が、消えていくようで寂しい。

スキー場のわずかな残雪をたどってシール登行。
ブナの冬芽を包んでいた鱗片葉が、残雪の上を一面に覆っている。
ブナの一斉の芽吹きに、春の勢いを感じた。
森は残雪を退けて、新しい季節を謳歌している。
なんと場違いな冬のスキーヤー。

スキー場を過ぎると、ブナの森は落枝だらけ。
小枝が雪面に散乱している。
季節外れのスキーヤーは、歓迎されていない。

空はガスったり、雲の合間に青空が見えたり。
風のせいで目まぐるしく変化する。
高度を上げるほどに、風あたりが強くなった。

ダイレクトコースの通称「大広間」で藪止まり。
かろうじて細い通路状に雪はつながっているが、ここでキリをつけた。
到達点の高度は1176m。
いい汗かいた。

小休止の後、強風に邪魔されながら、シール(クライミングスキン)を剥がしたり、ゴーグルをヘルメットにセットしたり、スキー靴のバックルを締めなおして滑降モードにしたり。
いろいろと忙しい。

準備作業を終えて、いざ滑降。
大広間を含めて、ダイレクトコースは、ガリガリの凸凹雪面。
テレマークターンとアルペンターンとボーゲンを駆使して、なんとか無事にスキー場へたどり着いた。

登って来た寒水沢コースと迂回コースが、唯一雪がつながっている。
登りの際はガリガリ凸凹だった雪面が、ちょうどシャワシャワの程よいザラメになっていた。
スーッと板が雪面を滑る感じ。
寒水沢コースでの、快適な滑降に心が踊った。
登りは爺さんだったが、滑りは若者のよう。
なんてことはない。

今シーズンは、初めて滑った八甲田国際スキー場だった。
ここで、今日の山行を楽しく終えることができた。


酸ヶ湯公共駐車場から大岳方面を撮影。

田代平から雛岳を撮影。

積雪不足でクローズした八甲田国際スキー場をシール登行。

スキー場トップから田茂萢岳方面を眺める。

ダイレクトコースの名所、通称「大広間」。

大広間からスキー場方向を眺める。

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