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2022年 6月のアーカイブ

わずかに色づき始めたサンシュユの果実

サンシュユの実が、わずかに色づき始めている。 小雨の朝に公園を散歩したら、この間まで青かったサンシュユの実が、わずかに色づいていた。 黄色っぽい緑になってきた。

豊島与志雄の短篇小説「沼のほとりー近代説話ー」読書メモ

「沼のほとり」は、河出文庫「日本怪談集」に収録。 傍題の「近代説話」とは、戦後、豊島与志雄が次々と発表した小説につけたサブタイトル。 自身の小説を「説話」風にシリーズ化したものと思われる。

散歩中のカラスの攻撃

石敷きのスロープを上がって、右手が木立に囲まれた築山。 公園の築山 朝夕の散歩で出かける公園に、遊歩道から1.5mぐらい高い小さな築山(つきやま)がある。 手前のスロープの落差を合わせると、2.5mぐらいの高低差だ。 その小さな山は、森の中のように背の高い木立に囲まれている。 短...

カルロ・ドッスィの短篇小説「魔術師」を読んだ雑感

「魔術師」が収録されている「19世紀イタリア怪奇幻想短編集(橋本勝雄 編・訳)」光文社文庫。 カルロ・ドッスィの短篇小説「魔術師」を読んで、「死恐怖症」という病気があることをはじめて知った。 高所恐怖症とか閉所恐怖症とか対人恐怖症とか。 それらの症状については、ある程度知っていた...

深沢七郎の中編小説「絢爛の椅子」を読んだ感想

深沢七郎著「絢爛の椅子」 特徴 この小説には、ところどころに「・・・のである。」とか「・・・のだ。」とか「・・・った。」とかの語尾で閉じられる文が、畳みかけるように繰り返される箇所がある。 それが、文章の特徴となっている。 その箇所は、主人公の独白体なのだが、くどいように同一語尾...

草取りの後にマスクを外したら、マスクにマダニが食いついていた

背の高い草におおわれて、スギナが伸びない。 午後から、事務所の裏の草取りを敢行。 上の写真のように、背の高い草がゆく手を阻んでいるから、「草取りを敢行」なのだ。 そういう気分でないと、とてもこの草やぶを除去できない。

蜂飼耳の小説「ほたるいかに触る」を読んだ

蜂飼耳氏略歴。   叔父が死んだ。 という書き出しではじまる短い小説「ほたるいかに触る」を読んだ。 作者は蜂飼耳(はちかい みみ)。 死んだ叔父は、ほたるいかの町のそばに住んでいた、と書かれてある。 ほたるいかと言えば、北陸のあの町だろうか。

伊藤人誉(いとう ひとよ)の短篇「穴の底」を読んだ感想

伊藤人誉著「穴の底」が収録されている「名短編ほりだしもの」。 穴の底に転落する ちくま文庫の「名短編ほりだしもの」を、ときどき読んでいる。 その短編集のなかに「穴の底」という短い物語がある。 著者は、伊藤人誉(いとう ひとよ)という作家。

七里長浜の砂地に群生していたハマヒルガオの花

高山稲荷神社裏の七里長浜。 高山稲荷神社裏の海岸を散歩していたら、淡いピンク色の花の群生が目に入った。 七里長浜と呼ばれている海岸の砂地のところどころに、海辺の花であるハマヒルガオの群生が点在している。

「千本鳥居」の高山稲荷神社がちょっとした観光ブーム

素材を木材から硬質塩化ビニール材にリニューアルした「千本鳥居」。 青森市は冷涼なヤマセ雲。 暗く重い雲がのしかかっていて肌寒い。 津軽半島の上空をにらみながら、空の明るい所へとクルマを走らせた。 西の方が晴れてるっぽいので津軽山地の脊梁を越えて、日本海をめざした。 青空に導かれて...

上林暁の「薔薇盗人」を読んだ感想

上林暁「聖ヨハネ病院にて・大懺悔」(講談社文芸文庫)の「薔薇盗人」のページ。 「山に埋もれたる人生ある事」 八年ぐらい前に読んだ上林暁の掌編小説「薔薇盗人」を、また読んでみた。 再読しながら、この短い物語をどう読んだらいいのだろうと考えていたら、柳田国男の「山の人生」のなかにある...

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