内田百閒の短篇小説「とほぼえ」を読んだ感想 ちくま文庫「名短篇、さらにあり」収録の内田百閒著「とほぼえ」のページ。 内田百閒の「とほぼえ」は、一幕物の芝居のような小説だった。 一幕一場の演劇。 はたしてこの芝居は、恐怖劇なのか喜劇なのか。 舞台は夜の氷屋の店内。 裸電球が灯ってはいるものの、影が多くて店内は薄暗い。 はじめ... 2023/03/18
吉田健一の短編小説「化けもの屋敷」を読んだ感想 河出文庫「奇妙な物語・怪談集」収録 吉田健一「化けもの屋敷」のページ。 化けもの屋敷ではない 「化けもの屋敷」とは、その屋敷(家)の異様さを表す言葉である。 「ものの怪」とか「化けもの」とか「幽霊」とか呼ばれている人間ではないものが住みついた家を指して言う場合が多い。 この小説に... 2023/03/16
滝沢山地のラストスキーか?大毛無山南尾根を579峰まで登って西斜面を斜滑降で下った ジオグラフィカによる本日のトラック(トレース)。 去年の3月18日に大毛無山南尾根をスキーハイキングした 。 今日は、去年の時期より一週間早い山行となったが、南尾根の雪消えは去年よりも早く進んでいるようだった。 3月に入って、気温の高い日が続いたせいなのだろう。 この時期は、例年... 2023/03/11
泉鏡花著「雛がたり」を読んだ感想 お雛様のイラスト。「コピペできる無料イラスト素材展」の 「ひな祭りイラスト素材集」 より。 泉鏡花の「雛がたり」という短編小説を読んだ。 別に3月3日の雛祭りが近づいているからではない。 泉鏡花の文庫本(ちくま日本文学)の最初に、「雛がたり」があったからである。 偶然この時期に、... 2023/02/20
滝沢山地・高地場山のヒバ林をゆるゆるスキー滑降 ジオグラフィカのトラック。 青森市の東方に位置する滝沢山地の高地場山へスキーハイキング。 有雪期の高地場山山行は、2017年3月19日 以来である。 このときも、 高地場山経由で681.3峰へスキーハイキング したときも、高地場山山腹の青森ヒバ林の存在は知らなかった。 ヒバ林は、... 2023/02/18
「エンツォR」のワイヤーピポットの位置を最前にして、酸ヶ湯から硫黄岳鞍部まで 午前10時ごろ、駐車場から大岳が見えた。 滝沢山地の高地場山 へスキーハイキングしようと出かけたら、濡れ雪が降っていた。 こんな雪だと体を冷やしてしまうので、老人には危険。 滝沢は止めにして、八甲田へ回った。 酸ヶ湯では、雲の合間から陽が射していた。 好天に公共駐車場は満杯状態。... 2023/02/11
藤沢周平の短編小説「報復」を読んだ感想 新潮文庫「藤沢周平 霜の朝」に収録されている短編小説「報復」のページ。 藤沢周平の短編小説「報復」は、武家に下男奉公していた男が、主人を陥れて死なせた藩の次席家老に、下男なりのやり方で「報復」する物語である。 下男の名は松平。 松平は、夜遅くに主人のお供をして次席家老の屋敷へ出か... 2023/01/13
スキーハイキングの初歩きは、浅虫温泉森林公園から屋敷山へ 雪の積もった登山道を登る。 屋敷山詣で 浅虫温泉街の裏山である屋敷山(標高321.6m)へスキーハイキング。 屋敷山への登山道は無い。 屋敷山という立派な山名を冠しているが、人が訪ねて行けるような道は無い。 高森山(標高386.3m)へ向かう登山者が、尾根を歩きながら横目で眺める... 2023/01/09
「エンツォR」に苦労しながら、八甲田国際スキー場で今シーズン初すべり ゲレンデは閑散。 今日の八甲田国際スキー場は、正月にしてはお客さんが少なかった。 雪の具合は、私好みの柔らかめ。 まあまあの滑りやすい雪質だった。 せっかくの柔らかいゲレンデなのに、調子が出ない。 G3のテレマークスキー用ビンディングである「エンツォR」になじめずに、思い通りに滑... 2023/01/02