破風口に日影や弱る夕涼み (「破風口に日影や弱る夕涼み」芭蕉年譜大成より。) 破風口 (はふぐち) に日影や弱る夕涼み 松尾芭蕉 なんともしびれる情景描写。 軒下でもなければ蔀戸(しとみど)でもない。 濡縁(ぬれえん)でもない。 破風口なのである。 この句を読むと、お寺の入母屋... 2018/06/16
公園の「斑入りアオキ」に、去年の赤い実が6月上旬まで残っていた (葉の陰にアオキの赤い果実。) 公園の「斑入りアオキ(フイリアオキ)」の葉陰に、赤い実がついている。 それに今まで気がつかなかったのは、葉の陰に隠れるようについていたからだ。 去年の実のはずだが、あまりにも鮮やかな赤なので、今年のものかなと思ってしまった。 ... 2018/06/12
年は人にとらせていつも若夷 (芭蕉年譜大成より。) 「若夷(わかえびす)」とは、夷神(恵比須神・えびすがみ)の像を刷った札のこと。 「若夷」は、正月の縁起物となっている。 江戸時代の上方でのこと。 元日の早朝に、「若夷売(わかえびすうり)」がこの札を売り歩いたという。 「若夷」を... 2018/06/11
鰺ヶ沢町「はまなす公園」のパーゴラのフジがすごいことになっている 【今年の枝(つる)から新しい葉が出ている。】 勝田公園のパーゴラのフジ が結実していた。 下の写真のように、豆果 ※ の赤ちゃんが花柄からぶら下がっている。 白い紙くずのようなものは、役割を終えた花弁の残骸。 (※豆果とはマメ科植物に多く見られる果実で、インゲン... 2018/06/09
新聞に載った5歳児の文章から私が憶測してしまったこと 愛犬の散歩で、近所の小学校のそばを通ったら、小学2~3年生ぐらいの小柄な男の子から、すれ違いざまに声をかけられた。 「へえ、おとなしそうな犬ですね。」 ずいぶん大人びた口調にびっくり。 愛犬が、すごくでかい(体重45kg)のに、ゆったりと歩いているから、彼はそう感じた... 2018/06/07
ケヤキとサクラの根上りの戦い?それとも助け合い? (アスファルトを破って顔を出したソメイヨシノの根上り) これは戦いなのか? それとも、お互いに支え合って、共存共栄を企てているのか? 青森市中央市民センターの裏の公園で繰り広げられている「根上り」の絡み合い。 当事者は、ケヤキとソメイヨシノ(以下サクラと記述)... 2018/06/07
金木オートキャンプ場のコメツブツメクサの群生 (小さな花、コメツブツメクサ。花序の直径は7ミリぐらい。) 名前は知っていたが、現物にお目にかかったことは無かった。 今回が初見のコメツブツメクサ。 と思ったが、青森市の新中央埠頭で見かけた 「海辺の草地に生えていた、ツメクサに似た葉の、小さな黄色い花」 がコメツ... 2018/06/03
津軽半島の溜池に架けられた奥津軽木造橋7選のひとつ「芦野夢の浮橋」 (芦野公園案内図の看板。) このところ津軽半島の溜池に架かっている橋巡りに精を出している。 その皮切りは、 玉松台の「古城の沼」 に渡された浮橋だった。 「古城の沼」は溜池ではないようだが、木造の浮橋が素晴らしかった。 十三湖近くの大沼に架かっている 「東日... 2018/06/03
草むらの中でひっそりと咲いているのはムラサキサギゴケかトキワハゼか? (ムラサキサギゴケかトキワハゼか?) 最初、この花を見たとき、 ツタバウンラン かなと思った。 でもよく見ると、花が似ているだけで、葉も茎もまるで違う。 一面が緑の草むらのなかでは、まず花が目に留まる。 その花に連なるイメージが、頭のなかに広がる。 花は、... 2018/06/03