内田百閒の短篇小説「白猫」を読んで 小説「白猫」。 内田百閒の小説「白猫」には、旅館という一見ありふれた建物を舞台に、日常と非日常の境界が崩れていく様子が描かれている。 不特定多数の人々が出入りする旅館は、逗留する者にとっては、日常と非日常が混在している空間であると言える。 物語の舞台となっている旅館は、 前回... 2025/06/26
東岳の各尾根ルートの断面図を作成 国土地理院で提供している「電子国土web」サイトの「断面図」ツールを使って、東岳各尾根のルート断面図を作成して、その斜度を比べてみた。 なお、断面図の縦横比は1対1である。 「電子国土web」サイトは、ブログ管理人にとって、山行計画に欠かせない地形の情報源となっている。 ルートの... 2025/06/22
大金掘沢出合いから延びている東岳の南尾根を偵察山行 今日のトラック。尾根の取り付きまで、行きは沢の中、帰りは自動車道を歩いた。 6月7日の南東尾根偵察 に続いて、今日は、「月光の滝コース」尾根の東隣に位置する南尾根を偵察した。 このルートの傾斜は、登山道のある「月光の滝コース」尾根よりは緩かった。 南尾根は、「月光の滝コース」尾根... 2025/06/21
滝沢でミズ(ウワバミソウ)」採り ミズ(ウワバミソウ)。 高齢なご婦人を二人案内して、滝沢の山へミズ採りに出かけた。 高齢ながらシャキシャキと山を歩く山菜好きたち。 ミズは、山の杉林の林床に生えていることが多い。 水気の多い、湿った環境を好む植物だから。 杉林の傍らを沢が流れていたら、そこはミズの群生地になる。 ... 2025/06/20
内田百閒の短篇小説「猫」を読んだ感想 猫を題材とした内田百閒の小説では「ノラや」を思い浮かべる読者が多いのではあるまいか。 それに比べて、「猫」と題された短篇小説の存在を知る者は、少ないかもしれない。 なぜなら、「猫」は、インターネット上では、ほとんど話題に上っていないからである。 ブログ管理人は「ノラや」を未読のま... 2025/06/19
百沢の岩木山桜林公園で旧友再会キャンプ ダイ♂8歳。 弘前市在住の、かつての山スキー仲間と八年ぶりの再会。 岩木山山麓の桜林公園で行われたキャンプに参加した。 百沢スキー場の下に広がっている桜林公園には、千本の桜の木があるとのこと。 それらが、ここちよい木陰を提供してくれている。 清潔な水洗トイレや炊事棟も備わっていて... 2025/06/15
大清水沢出合いから東岳の南東の尾根を登って「逆・青森のマチュピチュ」へ 今日のトラック。 横長な東岳の南面には、麓から山頂稜線に向かって延びている三本の明瞭な尾根がある。 登山道が整備されている 月光の滝の尾根 は、三本の尾根のなかで西に位置している。 中間の尾根は、小川目沢と大金掘沢の出合いから立ち上がっている。 東の尾根は、小川目沢と大清水沢の出... 2025/06/07
芥川龍之介の短篇小説「鼻」を再読した感想 芥川龍之介「鼻」。 中学生の頃、芥川龍之介の「鼻」を読んで、「面白い」と思った記憶がある。 ところが、最近になって読み返してみたら、そのときほど面白いとは感じなかった。 なぜだろう? おそらく、「鼻」は説明的な文が多く、理屈っぽいからではないか。 読んでいるうちに、小説というよ... 2025/05/30
内田百閒の短篇小説「大尉殺し」の私の読み方 短篇小説「大尉殺し」 「大尉殺し」という生々しいタイトルと、実在する地名が出てくるので、もしやと思い、インターネットで調べてみたら、実際に起きた事件が題材になっていた。 1898年(明治31年)12月2日の深夜のこと。 山陽本線の鴨方駅西方2.1Kmぐらいを走行中の列車の車内で殺... 2025/05/20
「すみだ北斎美術館」「芭蕉記念館」「深川江戸資料館」を巡って江戸散歩を楽しんだ 両国の東京東信用金庫の建物の外壁面に設けられたベンチに鎮座している葛飾北斎のブロンズ像。北斎さんの両側にすわって記念撮影ができるようになっている。 所用があって久しぶりに東京へ出かけた。 日帰りも可能な用件だったが、せっかくなので人形町のビジネスホテルに一泊し、翌日は江戸文化に... 2025/05/15