2015/01/31

芭蕉の投影「冬の日や馬上に氷る影法師」

芭蕉は、東海道・吉田(現・豊橋市)の宿から天津(あまつ:現・豊橋市杉山町天津)を通って、杜国(とこく:芭蕉の愛弟子)の住む保美(ほび:現・田原市保美)に向かっている。

天津は、吉田と保美の中間から、いくらか吉田寄りの場所。

「笈の小文」で芭蕉は天津のことを「あま津縄手、田の中に細道ありて、海より吹上る風いと寒き所なり。」と書いている。

芭蕉が誘導する「寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき」

「笈の小文」の俳句を、旅の順に読み進めていると、この句に行きあたる。

寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき  
松尾芭蕉

この句を読んで「えっ?」と思う人は案外多いのでは。
「えっ、そのまんまじゃん・・・・。」なんてね。

今まで、芭蕉の句の空間的な広がりのなかで、イメージを遊ばせて楽しんでいた芭蕉ファンは、ちょっと戸惑いを感じる。

「なんて地味で、生活臭が染み込んだ俳句なんだろう・・・」などと思う人もいるかもしれない。

名古屋に杜国(とこく:坪井杜国)という芭蕉の愛弟子が暮らしていた。
杜国は、名古屋の米商人で、米の不正取引に関わって処罰され、三河地方へ追放されている。
芭蕉は、鳴海の宿で、杜国が渥美半島の先端に近い保美(ほび)村という所で、ひっそりと暮らしているという情報を得る。
そこで、名古屋に住む俳人である越人(えつじん:越智越人)と連絡をとり、杜国と会うために渥美半島の保美村(伊良湖崎方面)に出かけることに。
旅の順路としては、一旦江戸の方角にもどることになる。
保美村に向かう途中、芭蕉は同行した越人とともに東海道吉田(現・豊橋市)に宿泊。

「寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき」は、吉田の宿で作った句だと言われている。
「二人寝る」とは、芭蕉と越人のことらしい。
芭蕉は、杜国との再会を楽しみにしながら、宿の床についたのだろう。
思わず、ため息のような句が芭蕉の口から漏れた。

寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき

寒い夜は二人で寝ると温かい、という意味合いを持った句では無い。
厳しい寒さの夜ではあるけれど、二人で寝ると心強い、というような感じ。
寒さは、夜が深まるとともに、だんだん厳しいものになってくる。

私は以前に、芭蕉の俳句には天空を意識したものが多い、と書いた。
そういう視点で、上記の句を読んでみると、「そのまんま」では無い、別な世界が広がっているように感じられる。

寒い夜は、天(上空)が持ち込んでくる。
冬の厳しい寒さは、天の影響に因る。
地の上に建っている家屋。
その床に横になっていると、そういう天と対峙しているような不安が、寒さに震えている芭蕉に募ってくる。
それは鳴海の宿で、「星崎の闇」にたいしておぼえた不安を、芭蕉に思い出させる。

こんな夜に、ひとり布団にへばりついているとしたら、なんと心細いことだろう。
遠い上空の闇に押しつぶされてしまいそうな恐れ。
芭蕉は、冬の寒さをもたらす天空の巨大な闇と、家の床に横たわって、はかない命を灯している人間とを対比させて、その空間の広がりを独特の遠近感で描いているのかもしれない。

「寒けれど」の「けれど」は接続詞。
「寒い夜」にたいして、「二人寝る夜」と対比的に続けて、「頼もしき」という結論(感想)に導いている。
翌年2月、杜国は伊勢に渡り、「笈の小文」の吉野の旅で、芭蕉に同行している。
読者を誘導するのに巧みな芭蕉は、「寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき」の句で、天と地を対比させた「笈の小文」の旅に、「同行者としての我々読者」を誘導しているのかも知れない。


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◆松尾芭蕉おもしろ読み

2015/01/28

冬型の気圧配置とインフルエンザの関係

久しぶりに雪が降った。
青森市は、ここ4~5日冬の終わりのような気候が続いていて、降雪がほとんど無かった。
それが、昨夜から今朝にかけて、冬型の気圧配置が強まり、20センチほどの降雪。
時期的にはまだ1月の終わりなので、厳しい寒さや大雪があっても当然のこと。
青森県の厳冬期は、これからが本番。

2月が過ぎないうちは、春は遠い。
青森市内は、今(正午頃)も、静かに雪が降り積もっている。

2015/01/25

インフルエンザが10日で完治か?

きのうで、インフルエンザA型にかかってから10日目になる。
体温もようやく落ち着いてきた。
昨夜寝る前の体温は36.7度だった。

今朝起きたときの体温は、36.5度。
朝の犬の散歩で、少々汗ばんだが、家に帰ってから熱をはかると、36.8度。
37度には達していない。
インフルエンザ発症から10日も経てば、多くの人達は快方に向かうに違いない。

今日の安静時の体温は36.5~36.8度なので、ほぼ平熱にもどったと言える。
食欲も普通。
今の体の状態は、若干倦怠感は残っているものの、ほぼ通常通り。
仕事は、軽めのものを3日ぐらい前から行っている。

病院から支給された薬を使い切って5日目の状態が上記のようなものなので、私のインフルエンザは完治に近いとみている。
病院でインフルエンザウィルスが身体から消滅したという診断を受けた訳ではない。
インフルエンザ完治の目安が、熱が下がってから2~3日後と言われているから、それに基づいた自己判断である。

だが、油断できない。
普通感冒(風邪)でも、健康が完全に回復するまでは多少のダメージが残っている。
身体がだるいとか、平衡感覚がちょっと変とか、頭がボーっとするとか、物事に集中できないとか。

インフルエンザでは、「風邪症状」が普通感冒よりも重症になりがち。
そのため、ダメージも大きいようだ。
いつもの健康体にもどるまで、普通感冒よりも時間がかかる。
完治まで安静が要求される。

幸い私は安静を保てる状態だった。
仕事が混んでいるとか、病人の世話をしなければならないとか。
そういうことは無かった。

もしあなたが、治療に専念できない事情を抱えているとしたら、より慎重な行動が要求される。
困難な状況のもとで、出来る限り、身の安全を守るための努力と工夫が大事。

ちょっと油断すると、高熱状態に逆戻り、ということもあるとか。
また、インフルエンザが治りかけていても、まだ体がダメージから回復していないので、風邪をひいたり、他の感染症にかかったりする。

なかでも恐い合併症は、肺炎や気管支炎。
細菌の二次感染を伴う肺炎は、インフルエンザが軽快してきたころ発症することが多い。
再び発熱、悪寒、咳、呼吸困難などの症状が出る。

インフルエンザは、最後まで侮れない。
厄介な病気である。
インフルエンザが発症して、今日で11日目。
本当に完治したのか、まだ途上なのか。
それは、今後の結果をみなければわからないところだ。


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2015/01/20

インフルエンザ感染(発症)6日目

インフルエンザの症状が出てから今日で6日目。
昨日ぐらいから熱が下がっていて、だいたい37度前後に落ち着いている。
食欲も回復しつつある。

タミフルは昨日の夕方で終了。
他の薬は今朝の分で終了となった。

今朝も青森市は、ちょっとした降雪。
また雪片づけをしてみたが、イマイチ体が本調子では無い。
ちょっとフラフラ感が残っている。
手足にあまり力が入らない。
すぐ息切れがする。
大量に汗をかく。
熱は下がったのに、まだインフルエンザの毒が抜け出ていない様子。
身体と手足が、インフルエンザの毒で封じ込められているような感じ。

インフルエンザに感染した場合の特徴的な症状は、以下のように言われている。
(1)朝でも、38℃を越える高熱が出る。
(2)寒気・震え(特に発熱する直前)。
(3)全身倦怠感。
(4)頭痛。
(5)関節痛・筋肉痛。
(6)喉の痛み。
(7)咳(出ない場合もある)。
(8)くしゃみ・鼻水

これらは、いわゆる風邪でも多く見られる症状だが、ほとんどの症状が風邪よりも重症化しやすいとのこと。
なかでも、インフルエンザを特徴付ける症状は(1)の高熱。
風邪をひいている最中でも、朝方は熱が下がるものだが、インフルエンザの場合、朝(時を選ばず)でも高熱が発生。
しかも、いきなり38~40度の数字が出る。

今回の私のインフルエンザは(1)と(7)が顕著だった。
他の症状は、そんなに強く出ていない。
関節痛や筋肉痛はほとんど感じなかった。
(7)の咳は、インフルエンザでは出ないこともあると言われているが、私の場合、ファンヒーターで喉の粘膜を乾燥させてしまったので、喉の炎症が酷くなったと思われる。

上記症状以外で、私に特徴的なものは、風邪に比べて回復が遅いということ。
体温が36.5~37度にもどって2日経つのになかなか体力が回復しない。
雪かきなどのちょっとした運動の後でも、倦怠感と疲労感が押し寄せる。
風邪(普通感冒)なら、もうとっくに回復している頃なのだが。

年齢のせいもあるのだろうか・・・・?

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2015/01/17

芭蕉の不安な雪雲「京まではまだ半空や雪の雲」

京まではまだ半空や雪の雲 
松尾芭蕉

芭蕉の俳句には天空を意識したものが多いと、このごろ考えている。
句の中に天と地を配置して、限られた字句による俳句の表現に、文字制限を超えた空間的な広がりや奥深さを持たせようとしている。
それによって、芭蕉の俳句に接する者は、より広がりのあるイメージを感じることができる。

2015/01/16

インフルエンザによる咳の緩和のために、レモンのハチミツ漬けを作って食べた

レモンのハチミツ漬け。


以前風邪をひいたときによく食べたレモンのハチミツ漬けを作った。
私の場合は、咳を和らげるのに効果的だったので、これにすがってみたのだ。

なにせ、今回の咳は、安静状態を保てないほど激しい。
咳き込むたびに咳がひどくなるという有様。
咳は、すればするほど喉の炎症がひどくなる。
咳を止めるためには、咳を我慢することという話もあるが、これは至難の技。
また、咳も身体の機能の一部で、必要があって発生しているのだから、薬剤によっていきなり断ち切るのも弊害が出そうである。


たっぷりの天然ハチミツにスライスしたレモンを漬け込む。


そこで体にやさしいハチミツとレモンの登場。
ハチミツはもちろん栄養豊富な純粋ハチミツを使用。
ハチミツには高い殺菌作用があるという。
またビタミンB1やB2が豊富な健康食品としても知られている。
古くから体に良いものと言われているだけに信頼できる食品だと思う。
ただ、純粋ハチミツと銘打っている中には偽物も多いので注意が必要である。

レモンは、皮まで食べられるように、国産でノーワックスのものを購入。
上の写真は、レモン2個をハチミツ300グラムに漬け込んだもの。
一昼夜置いたら、レモンの酸っぱさがそれほど気にならなくなった。

利用する時は、ハチミツの染み込んだレモンのスライスを箸で取り出して食べる。
レモンエキスの染み込んだハチミツをスプーンでコップに移して、お湯で割って飲む。

ハチミツの疲労回復効果とレモンの免疫力アップ効果が効いてくれることを願うばかり。

レモンのハチミツ漬けのおかげか、加湿器のおかげか、咳はだいぶ収まった。
おそらく、両方のおかげなのだろう。


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2015/01/15

風邪かなと思っていたら、高熱が出てインフルエンザA型に感染していた

医院から渡されたお薬達。


昨日、ファンヒーターによる喉の乾燥から風邪気味になったと書いたのだが。
今朝、体温を測ったら38.2度あった。
ここ20年ぐらい体験したことのない高熱である。

もしやと思って病院で診察を受けた。
その結果は、「インフルエンザA型ですね」。

インフルエンザに感染したなんて63年の人生で初の体験かも知れない。
少なくとも、そういう診断をもらったのは初めて。
したがって、タミフルという薬を飲んだのも初めて。

症状は、激しい咳と高熱。
一般に言われているような関節痛や筋肉痛、頭痛は、それほど強く感じていない。


あの有名なタミフルも。


インフルエンザの治療対策として、加湿器を購入。
以前から部屋の乾燥が気になっていた。

湿度計では、冬場はだいたい40%を指している。
家では、仕事場と違い、灯油式温水ボイラーによる温風暖房機を使っている。
これもファンヒーター同様、部屋の空気を乾燥させるので、風邪をひきやすい状態をつくっているのではと、気になっていたのだ。

購入した加湿器は、ハイブリッド式加湿器。
水を含んだ抗菌気化フィルターに風をあてて加湿する「気化式」と、温風をあてて加湿する「温風気化式」を組み合わせたもの。
音も静かで全く気にならないし、部屋が設定湿度になるのも速い。

電気器具量販店での加湿器の価格は様々。
機器のタイプ(加湿方式)も様々。
四千円から三万円ぐらいのものまである。
私が購入したものは、一万九千円でちょっと高め。

初めてインフルエンザに感染し、そのしんどさを思い知ったので、早く楽になりたいと思い、少々高めの物を購入した。
私の場合、咳が激しくて、夜に睡眠をとれない状態なので、咳さえ止まれば静養できて、回復も早まるのではと思っている。

加湿器の設定湿度は55%。
実際、加湿器を使用するようになってから、咳の回数は減った。
しかし、熱は、今のところ38度から下がらない。

インフルエンザA型は、もっとも感染力の強いウィルスであるという。
自分の早い回復が他人に感染させるリスクを低くする。
人との接触を避けて、奥の部屋で安静に努めている次第。


購入した加湿器。

加湿器を真上から見たところ。


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2015/01/14

長時間ファンヒーターの前に居て、喉を乾燥させ、風邪気味に

風邪薬。

ここ2~3年、しんどい風邪をひいていないので、風邪に対する予防意識が低下していたのだろう。
ちょっとした油断で風邪をひいてしまった。

仕事場で、ファンヒーターを正面に置いて暖をとりながら、パソコンで仕事をしていた。
その結果、喉がちょっとイガイガ状態に。
そう感じた時は、もう遅い。

積雪期の歩道確保の方法

歩道の除雪。
雪国では、積雪期の道路交通機能確保のために除雪作業が欠かせない。
自動車道路もそうなのだが、歩道の確保も歩行者の安全な通行のために重要。

市街地の自動車道路を除雪ドーザで除雪すると、自動車道路から押しのけられた雪塊が、歩道を埋めることになる。
そのため、歩道は、数回に渡って積み上げられた雪塊の山となり、歩行困難や歩行不能状態に。

2015/01/11

岩木山百沢スキー場でテレマーク

第1ペアリフトからゲレンデを見る。
弘前市の岩木山百沢スキー場へ。
久しぶりに、「弘前テレマークスキークライミングパーティー」のオールドメンバーが集まって、スキー場でスキー会。
今日の天候は、曇り時々晴れ。

2時間券を購入して、各自楽しんだ。
オールドメンバーだから、全員が60歳以上。
シルバー料金で、2時間券が1、330円。

2015/01/10

天空の闇と地の千鳥の「ダブルイメージ」(星崎の闇を見よとや啼千鳥:芭蕉)

星崎の闇を見よとや啼千鳥  
松尾芭蕉

松尾芭蕉が旅先の鳴海(名古屋)の宿で作った句。
星崎は、その鳴海の西北に位置する。
星崎の地名の由来は、637年頃、この地に星が降ったことによると言われている。
星とは隕石のことで、星崎には「星宮社」という星にちなんだ神社がある。
また、1632年(1670年とも)、星宮社の南の南野村に隕石が落ちたという記録もある。

テレビで人気俳優が言ったこと


懐かしの木造アパート。
最近人気を博した若手俳優が、テレビのインタビューを受けて言った。

「学生の頃、ものすごくボロいアパートに住んでいたんですよ。だけど、そのアパートの雰囲気が好きで、4年間、ずうっとそこに居ました。」

今も、そのアパートを管理している大家は、偶然、テレビを見ていて、懐かしい思いにかられた。
同時に、ほっとした。
この俳優が、見た感じそのままの、「うす汚いアパート」という言い方をしなかったことに、ほっとしたのだ。

2015/01/09

ついに積雪深が1メートルを超えた青森市


昨夜からの積雪は25センチぐらい。
私が住んでいる青森市の地域では、夕べから今朝にかけての積雪が25センチぐらいあった。
気象庁のデータによると、今日午前3時の、青森市の積雪深は102センチ。
ついに1メートルを超えた。

本日13時現在の24時間降雪量は青森市で31センチ。

青森市の観測史上1位の積雪深は209センチ。
1945年2月21日のこと。

2015/01/08

雪国の雪片づけの方法「流雪溝(りゅうせつこう)」

公園に沿った道路脇の流雪溝。
青森市にある平和公園。
その南端沿いの道路には「流雪溝」が整備されている。
この設備のおかげで、付近の住宅の雪片づけが行き届いている。
家のまわりの雪処理がきれいだ。
ただ、自動車道路を横切らなければ流雪溝にはたどり着けない。
それが難点。

2015/01/05

羊羹(ようかん)の「よう」は、なぜ「羊」なのか

羊羹は羊と関係があるの?。

常連となっている居酒屋で飲んでいると、羊羹屋のオヤジが入ってきた。
暖簾をハゲ頭でくぐって、後ろ手にガラス戸を閉める。
彼特有の入店スタイル。
風にはためいていた暖簾が、ハゲ頭に乗った雪片を少しはらった。

羊羹屋のオヤジとは、居酒屋の近所にある和菓子店の店主。
ウィンドウに羊羹の大きなポスターが、いつも貼られているから、羊羹屋のオヤジと呼ばれるようになった。

「チェ、寒いなぁ・・・」
店に入るなり愚痴るのも、毎度のスタイル。
だから、誰も相槌を打たない。

「今年は未(ひつじ)年だってのに、やたら寒いよなぁ」と羊羹屋のオヤジ。
「未年だと、どうして寒いのがいけないんだよ。冬は寒いに決まっているじゃないか。」と酔客。
「だって、羊って、いっぱい毛をまとって温かそうでしょう。」とオヤジは、ハゲ頭をなぜながら言った。
「だから、未年は、すごい暖冬でなくっちゃいけないのよ。」

「じゃ今年は、毛を刈られて丸裸になった羊の年なんじゃないか。」と酔客。
「あ、そうなんだ。どうりで寒いわけだね、はっはっは。」
羊羹屋は、寒空の下で丸裸にされて、ふるえている羊を想像して、急に可笑しくなった。
大笑いに揺れるハゲ頭。

「ところで羊羹屋さん。」
酔客が、妙なことを思いついた。
『今年が未年だから尋ねるんだけど、じゃ、どうして羊羹の「よう」は「羊」って字なんだい?』
「へっ?」とハゲ頭。
「チェ、そうだっけ?」

『あ、おまえさん、じゃ「ようかん」が「羊羹」だってこと知らないのかい、羊羹屋のくせに。』と酔客。
「チェ、そんなこと知っとるわい。」
『じゃ「羊羹」って漢字、書けるよね。書いて見せてよ。』と酔客。

「おう、書けるとも。だけど俺は、酒飲んでる時は、クルマの運転と文字書きはしないことにしてるんだ。」
「へぇ・・・・、そいつは本当かね。じゃ、羊羹って漢字に、なんで羊を当てるのか。羊羹屋だから知ってるんだろうね。」
この酔客「じゃ」を連発するようになると、相当酔っている証拠。
おまけに、酔うと絡む癖がある。
私も何度か、絡まれたことがある。

そこで私が口をはさんだ。
「そんなこと、羊羹屋だけに、ようかんがえたこともない。」
一同大笑いになるやと思ったが、ダジャレが通じない。

酔客は、チロチロ蛇の舌のように、「じゃ」「じゃ」を繰り返して収拾がつかない。
一方、羊羹屋はというと、「チェチェ」と愚痴りながら、密かに漢字の書き取り練習を、頭の中でしている。
「洋甘」などという漢字を思い描いたりしている。

なるほど、「洋甘」にも「羊」の漢字が使われているよね。
チャンチャン。

2015/01/02

正月の公園風景

雪の中で冬を越すコナラの木(中央の太い木)。この雪の下に、ドングリの果実が眠っている。
今朝も穏やかな青森市内。
昨夜からの降雪は10センチ程度。

近くの公園の積雪は、70センチから80センチ。
都市公園は、静かな冬の森になっている。

2015/01/01

今シーズンの初滑りは青森市近郊のスキー場モヤヒルズ

4人掛けリフト、コスモスクワッドに乗ってスキー場を眺めている。リフトを挟んで右側が初級者コースのコスモスゲレンデ。左側が、中級者コースのワラビゲレンデ。ワラビゲレンデの左側に、小さくオダマキペアリフトが見える。

仕事から解放されて年が明けた。
正月元旦に、やっと初滑り。
天気予報では荒れ模様ということだったが、モヤヒルズはそれほどでもない。
吹雪いたり止んだりの繰り返し。
こういう状態を、まあまあだねと言うのはマニアックなスキーヤーで、一般のスキーヤーは敬遠する。
正月休みなのにスキー場がガラガラなのは、やはり悪天のせいか。

青森市内は穏やかな元旦

元旦の朝の空模様は、穏やかな曇天。
元旦の今日、日本の上空約5000メートルには氷点下36度以下の強い寒気が流れ込んでいるらしい。
青森市内は、夕べから今朝にかけて、15センチぐらいの積雪があったのみ。
穏やかな元日を迎えている。

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