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2015年 11月のアーカイブ

青森市平和公園の池にマガモのつがいがやってきた

白鳥の飛ぶ姿が空に見られるこの頃、マガモのつがいが平和公園の池にやってきた。 マガモは冬鳥。 北方からやってきて、池で休憩しているのか、ここを冬の住み処にするのか。 この池は、岸に草むらが無いから、鴨にとってはあまり快適ではないだろう。 …

丸く膨らんだサンシュユの花芽

青森市内にある 平和公園のサンシュユがすっかり葉を落とした 。 葉が無くなると、写真で明らかなように、膨らんだ花芽が目立ってくる。 サンシュユの花芽は、褐色の総苞片に守られて、今は静かに眠っている状態である。 この状態を、植物生理学では「休…

なぜ「古池や」なのか、「古池」とは何か?

なぜ「古池や」なのか、「古池」とは何か?

「古池や蛙飛びこむ水の音」 の句の仕上がりについては、下記の逸話がある。 芭蕉は、先に「蛙飛びこむ水の音」という中七と下五の部分を作っていた。 そして、上五を何にしようと思い悩んだ。 貞亨3年の春に、江戸深川村の芭蕉庵で開かれた句合(くあわ…

なぜ芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」という句が面白いのか

なぜ芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」という句が面白いのか

松尾芭蕉の有名な句 「古池や蛙飛びこむ水の音」 は、「俳句」の代名詞のように言われている。 「俳句」に興味の無い方でもこの句は知っている。 というほど、世間に広く知られている。 私もこの句の淡々とした雰囲気が好きなのだが。 この句のどこが、そ…

サンシュユのえんじ色の落葉

春にはこの公園で 真っ先に黄色い花を咲かせるサンシュユ 。 そのサンシュユの紅葉もとうとう終わった。 渋いえんじ色の落葉が、サンシュユの木の根元を埋めている。 落葉になっても、なかなか色が抜けないところが、桜の落葉を思わせる。 だが、サンシ…

一見何でもないブログ記事にアクセスが集中した

このブログの簡易アクセス解析については以前書いたことがある。 今日、何気なくその「統計」のページを覗いたら、あるページに大量のアクセスがあったことが表示されていた。 Bloggerの「統計」は、このブログのページビュー数とか、アクセスの際…

人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)する

人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)する

「人口に膾炙する」とは、主に文学作品が広く世間に知れ渡り、もてはやされることの意とか。 「人口(じんこう)」とは、うわさ話などをする人の口のこと。 「膾炙(かいしゃ)」とは、膾 (なます:肉を細かくきざんだもの) と炙 (あぶりにく) の…

梅が香にのつと日の出る山路哉

梅が香にのつと日の出る山路哉

私の主観的な推測によれば、 前回書いたテンプレート は、この句にもあてはまる。 そのテンプレートとは「季節(季語)+天+地」のこと。 「梅が香」→季節(季語) 「天」→「日」 「地」→「山路」 梅が香にのつと日の出る山路哉 松尾芭蕉 芭蕉51歳…

雪が降るまで咲いているのかミヤコグサ

青森港新中央埠頭へ散歩に出かけたら、ミヤコグサがまだ咲いていた。 公園の小山の西斜面に群生している。 一面の枯芝に混じって、ミヤコグサの緑色だけが色鮮やか。 その緑色の葉のなかに、鮮やかな黄色の花がまだ花盛り。 この間見かけた ものの、もう枯…

六月や峰に雲置く嵐山

六月や峰に雲置く嵐山

亡くなる四ヶ月前の句 松尾芭蕉は、元禄七年の初冬に五十一歳で他界。 亡くなる四ヶ月ぐらい前の夏に、次の句を作っている。 六月や峰に雲置く嵐山 松尾芭蕉 この句の前書きに「嵯峨」とある。 京都の門人、向井去来(むかいきょらい)が営む落柿舎(ら…

芭蕉の個別の発句を独断的に関連付けてみる試み

芭蕉の個別の発句を独断的に関連付けてみる試み

「蛙飛び込む水の音」の上五を「古池や」にしようと思ったとき、芭蕉はどんな池をイメージしていたのだろう。 「古池や蛙飛び込む水の音」 の句は芭蕉43歳のときの作とされている。 同じ43歳のとき、 「よく見れば薺(なずな)花咲く垣根かな」 という気に…

反対の反対は賛成か?「荒海や佐渡に横たふ天の河」

反対の反対は賛成か?「荒海や佐渡に横たふ天の河」

子どもの頃、賛成か反対かという意見を求められて、「反対・・・の反対」とふざけて答えた経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。 「反対の反対」は、子どもにとっての言葉遊び。 まわりの子ども達が「賛成」を表明するなかで、あえて「反対」を唱…

卒業写真の老人

「卒業写真」は、荒井由実(現・松任谷由実)さんの代表的なヒット曲のひとつ。 この歌は、当の松任谷由美さんが歌うよりも、山本潤子さんの歌の方が好きという方もいらっしゃるようで。 ま、好きずきってことですね。 それはさておき、その歌詞に下記の…

埋火や壁には客の影法師

埋火や壁には客の影法師

芭蕉は「おくのほそ道」の旅を終えてから、京都、大津、伊賀上野などで暮らし、48歳の初冬に、江戸深川にもどってくる。 年が明けて、元禄5年、49歳の5月に「第三次芭蕉庵」が完成。 この草庵で、51歳の初夏に、帰郷のために江戸を離れるまでの…

暑き日を海に入れたり最上川

暑き日を海に入れたり最上川

「出羽三山巡礼登山」 を終えた芭蕉は、鶴岡に出た。 鶴岡から川舟で最上川に出て、酒田に到着。 酒田は、夏場はフェーン現象により暑くなることが多い土地柄。 芭蕉が酒田を訪れたのは元禄2年6月13日。 夏の暑い盛りであったと思われる。 暑き日を海…

芭蕉登山する「雲の峰幾つ崩れて月の山」

芭蕉登山する「雲の峰幾つ崩れて月の山」

芭蕉は、「おくのほそ道」の旅で出羽三山に立ち寄り、羽黒山、月山、湯殿山に登ったとみられる。 芭蕉が、後にも先にも「登山」をしたのは、この出羽三山だけではあるまいか。 出羽三山の巡礼登山。 「おくのほそ道」本文に、 「六月三日、羽黒山に登る。…

あらたふと青葉若葉の日の光

あらたふと青葉若葉の日の光

「あら」は、現代語では「ああ」で、驚いたり感動したりしたときに、思わず発する言葉。 「たふと」は、形容詞「たふとし(尊し)」の語幹用法。 「あらたふと」は、「ああ尊いことだ」という意。 この句をストレートに読むと、芭蕉の自然賛歌が輝いて…

草の戸も住み替はる代ぞ雛の家

草の戸も住み替はる代ぞ雛の家

「おくのほそ道」に記された最初の句である。 「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり・・・・・・」という冒頭の文章はあまりにも有名。 この文章の結びとして、以下の句が書き記されてある。 草の戸も住み替はる代 (よ) ぞ雛 (ひな) の家

おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉

おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉

これも芭蕉の有名な句。 有名すぎて、微妙に間違って覚えている方も多い。 「おもしろうてやがて悲しき鵜飼哉」とか「おもしろうてやがて寂しき鵜飼哉」とか。 私の知人で「おもしろうて屋形悲しき鵜飼舟」と言った人がいた。 なるほど、これはこれで面…

五月雨に鳰の浮巣を見にゆかん

五月雨に鳰の浮巣を見にゆかん

芭蕉には、「五月雨」の句が多い。 なかでも、有名なものに以下のふたつがある。 「五月雨をあつめて早し最上川 」 「五月雨の降残してや光堂」 だが、次の句もなかなか良いと私は思っている。 五月雨に鳰 (にお) の浮巣 (うきす) を見にゆかん 松尾芭…

ドウダンツツジの紅葉がそれなりに最高潮

冴えない色だったドウダンツツジの紅葉が鮮やかさを増していた。 犬の散歩の途中、 例のドウダンツツジの生垣 を見物に行ったら、この前よりも鮮やかに色づいている。 ドウダンツツジ本来の 炎のような赤色 を取り戻したようだ。 今年は不調さがめだった…

青い海公園緑地のモミジの紅葉

今日の青い海公園は曇り空。 風は無く、温かい海辺だった。 公園の緑地を散歩していると、あざやかなモミジの紅葉。 芝生上の赤い落葉の絨毯が、とてもきれい。 左の写真は、どんよりと曇った陸奥湾の上空。 青い海公園(新中央埠頭の根元)から北防…

名月や池をめぐりて夜もすがら

名月や池をめぐりて夜もすがら

「名月」とは陰暦八月十五日の夜の月。 「池をめぐりて」は池の周囲を回っての意。 「夜もすがら」とは、夜通しとか夜の間中ずっととか。 名月や池をめぐりて夜もすがら 松尾芭蕉 芭蕉四十三歳の頃の作とされる。 四十三歳と言えば、「笈の小文」の旅へ…

11月にあざやかな黄色い花を咲かせているミヤコグサがすごい!

犬の散歩で、新中央埠頭へ。 埠頭の根元(南側)の緑地で、小さな黄色い花が咲いているのが目に入った。 今頃何の花だろうと近づいてみたら、なんとミヤコグサだった。 ミヤコグサは、春から初夏にかけて咲く植物。 それがなんで今頃?

辛崎の松は花より朧にて

辛崎の松は花より朧にて

「辛崎」は地名。 現在では唐崎と表示。 唐崎は滋賀県大津市の北西部に位置し、琵琶湖西岸にある。 近江八景 この地には、唐崎神社が鎮座している。 その境内にある「唐崎の松」は、景勝地で、近江八景のひとつ。 また、「滋賀の唐崎」は歌枕としても有…

俳諧のセンスが短歌を越える?「春なれや名もなき山の薄霞」

俳諧のセンスが短歌を越える?「春なれや名もなき山の薄霞」

春なれや名もなき山の薄霞 (うすがすみ) 松尾芭蕉 前書きは「奈良に出る道のほど」となっている。 「野ざらし紀行」の旅で奈良へ出る途上で詠んだ句。 春になって温かくなり、周辺の山に薄い霞がかかっている様を句にしたもの。 旅人にとって春は、大…

仄かな命の存在感「海暮れて鴨の声ほのかに白し」

仄かな命の存在感「海暮れて鴨の声ほのかに白し」

海暮れて鴨の声ほのかに白し 松尾芭蕉 貞享元年十二月十九日、在熱田での発句。 このとき芭蕉は四十一歳。 「野晒紀行」の旅の途上での発句である。 句の前書きに「尾張国熱田にまかりける頃、人々師走の海見んとて船さしけるに」とある。 芭蕉一行は…

明ぼのや白魚しろきこと一寸

明ぼのや白魚しろきこと一寸

シラウオとシロウオは混同されやすい。 漢字では、シラウオは白魚で、シロウオは素魚だという。 パソコンでもそのように漢字変換される。 白魚(しらうお)は、白っぽい半透明の、細長い小魚で、死ぬと白くなる。 素魚(しろうお)は飴色がかっているが…

桜(ソメイヨシノ)の紅葉は、見る人を退屈させない

ソメイヨシノの紅葉は、美しく、しかも変化に富んでいて退屈しない。 まだ緑の葉が瑞々しいうちに、ちらほらと枝の各所で部分的に紅葉が始まる。 その、緑の葉と赤や橙に染まった葉のコントラストが美しい。 徐々に、木全体に紅葉が進む。 紅葉した葉…

芭蕉がクローズアップしたもの「秋風や薮も畠も不破の関」

芭蕉がクローズアップしたもの「秋風や薮も畠も不破の関」

「不破の関」は、現在の岐阜県不破郡関ヶ原町にあった関所。 673年に天武天皇の命により設置されたものだという。 789年に廃止。 秋風や薮 (やぶ) も畠( はたけ) も不破の関 松尾芭蕉 「野ざらし紀行」の旅で美濃に立ち寄ったときの句。 1684…

蔦植て竹四五本のあらし哉

蔦植て竹四五本のあらし哉

蔦はブドウ科の植物。 蔦の幹はつる性で、どんどん伸びる。 幹から出ている巻きひげの先端が吸盤になっている。 その吸盤で、樹木や壁を「伝う」ことから「つた(蔦)」という名前になったとのこと。 山ブドウの葉同様に、秋の紅葉が美しく、冬には落葉…

八甲田周辺の冬枯れ風景

犬の散歩を兼ねて北八甲田連峰の東に位置する尾根を散策。 青森県道40号青森田代十和田線から別れて、八甲田温泉へ至る道(青森県道242号後平青森線)を進む。 旧上北鉱山跡の横を通って、七戸町の「みちのく有料道路」と合流する道である。 この…

芭蕉の夢うつつ「馬に寝て残夢月遠し茶の煙」

芭蕉の夢うつつ「馬に寝て残夢月遠し茶の煙」

まるでイメージの寄せ集めのような句。 「馬に寝て」「残夢」「月遠し」「茶」「煙」。 個々のイメージをつなぎ合わせると以下のような情景が思い浮かぶ。 馬上で寝て、夢の続きを見ているような夢うつつのとき、月は遠くに消えそうで、茶の煙が空にた…

津軽半島大倉岳ハイキングその2(大倉岳山頂~赤倉岳~駐車場)

大倉岳(677m) を下り、赤倉岳(563m)への分岐を左折する。 ハイキング道は、大倉岳の山腹を巻くようについている。 山腹の道は、石がゴロゴロしている片斜面で歩きづらく、わかりにくい。 でも、赤倉岳へ続く稜線の方角を見極めていれば迷うこ…

津軽半島大倉岳ハイキングその1(阿弥陀川登山口~前大倉岳~大倉岳山頂)

15年ぶりぐらいで、津軽半島大倉岳(677m)へハイキング。 蓬田村から大倉岳阿弥陀川(あみだがわ)登山口までの自動車道は、案内標識が倒れていたり不鮮明になっていたりで分かりづらい。 15年前のぼんやりとした記憶を探りながら、登山口を目…

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